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平見内科クリニック 平見内科クリニック

循環器内科・糖尿病内科

[住所] 〒670-0058
姫路市車崎2丁目6-22
[電話] 079-296-6777
[休診] 水曜日午後・土曜日午後、日曜・祭日
診療時間

糖尿病内科の診療について

日本人の糖尿病は近年激増し、最近50年間で38倍増加していると報告されています。糖尿病の原因は遺伝的体質と生活習慣です。 日本人は遺伝的に欧米人に比べインスリン分泌能が低い体質と言われていますが、これは何十年も前から存在していたので糖尿病の激増の直接の要因は、環境因子と考えられます。

わが国のライフスタイルは急速に変化しました。
コンビニエンスストアやファミリーレストランの数が急増し、食生活の欧米化ともあいまって、高脂肪食が多く摂取されるようになり、脂肪摂取量は50年前に比べ4倍に増加しました。 また交通手段の変革により自動車保有台数が増加していることから、運動量も低下していることが考えられます。

日本人は倹約遺伝子体質が、一部に関与して、内臓脂肪を蓄積しやすい体質といわれていますが、高脂肪食、運動不足など欧米型生活習慣が、肥満・内臓脂肪を蓄積し、高脂血症や高血圧などの心血管病の危険因子が重責する、いわゆるメタボ型糖尿病が増加しています。
このメタボ型糖尿病の増加が、脳血管障害、虚血性心疾患などの心血管イベントを増大させています。

糖尿病内科

生活習慣の乱れから心血管疾患の発症に至るまでの病態生理を時系列でとらえたのがメタボリックドミノという概念です。
生活習慣の乱れから腹部肥満になり、食後高血糖、高血圧、高脂血症などを引き起こし、ドミノ倒しのように病態が進行します。
遂には糖尿病に伴う細小血管障害である腎症や失明、さらに高脂血症や高血圧などの心血管病の危険因子が重複することによる大血管障害である末梢血管障害、脳血管障害、虚血性心疾患などの心血管イベントへと重症化していきます。

糖尿病内科

我が国でも糖尿病患者は寿命が約10年短く、これは心血管イベントによる死亡が多いためであると報告されています。
また、心筋梗塞の発症年齢は糖尿病患者はない群に比べて15年も早いことが、つまり糖尿病患者は健康な人と比べて健康でない期間の到来が15年も早いことが報告されています。

糖尿病治療の目標は健康な人と変わらない日常生活の質(QOL)の維持、健康な人と変わらない寿命の確保です。
そのためには糖尿病の三大合併症である最小血管障害(網膜症、腎症、神経障害)、そして大血管障害である動脈硬化性疾患(虚血性心疾患、脳血管障害、閉塞性動脈硬化症)の発症、進展の阻止 が重要になります。

当クリニックにお気軽に、早めに、ご相談ください。

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